プラセンタ療法(メルスモン) とは

小林知広

監修

小林知広

日本専門医機構認定 泌尿器科専門医

プラセンタ(胎盤)から抽出した成分を注射や内服で投与する治療法です。日本では医療用プラセンタ製剤として「メルスモン」と「ラエンネック」があり、更年期障害に対してはメルスモンが保険適用となっています。

更年期障害への効果

プラセンタ療法は以下のような更年期症状の改善が期待されています:

  • ホットフラッシュ(ほてり、のぼせ)
  • 発汗
  • 倦怠感、疲労感
  • 不眠
  • イライラや抑うつなどの精神症状
  • 肩こり、腰痛
  • 頭痛

作用機序としては、ホルモンバランスの調整、自律神経の調整、抗炎症作用、組織修復作用などが考えられていますが、完全には解明されていません。

治療方法

保険診療の場合:

  • 週1〜2回の皮下注射または筋肉注射
  • 通常は数ヶ月間継続

自費診療の場合:

  • より高濃度の注射
  • サプリメントやドリンク剤

注意点

  • 献血ができなくなります(感染症リスクのため)
  • 注射部位の痛み、発赤などの副作用
  • アレルギー反応の可能性
  • 効果には個人差があります

プラセンタ療法は補完的な治療法の一つです。症状が強い場合はホルモン補充療法(HRT)や漢方薬なども選択肢となります。更年期症状でお悩みの場合は、婦人科を受診して、ご自身に合った治療法を医師と相談されることをお勧めします。

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