【泌尿器科専門医解説】おしっこが近い・尿漏れ・夜間頻尿は病気?受診の目安は?

小林知広

監修

小林知広

日本専門医機構認定 泌尿器科専門医


おしっこが近い、尿漏れ、夜トイレに起きる症状は加齢だけでなく過活動膀胱や前立腺疾患が原因のことも。放置リスクと受診の目安を泌尿器科専門医が解説します。

この記事の要約(忙しい方へ):結論3点
・「おしっこが近い」「尿漏れ」「夜間頻尿」は年齢のせいだけでなく治療できる病気が隠れていることがあります。
・日本泌尿器科学会のガイドライン(2022年)でも、生活の質を下げる排尿症状は早めの相談が推奨されています。
・血尿、発熱、頻尿の急な悪化がある場合は放置せず泌尿器科受診が必要です。

監修者プロフィール(簡易版)
天拝坂こばやしクリニック 院長
小林 知広(こばやし ともひろ)
日本専門医機構認定 泌尿器科専門医/日本メンズヘルス医学会認定 テストステロン治療認定医 

「最近おしっこが近い」「夜に何度もトイレで起きる」「少し漏れてしまう」
こうした症状は中高年の方にとても多く、受診すべきか迷いやすいお悩みです。
結論から言うと、頻尿や尿漏れは加齢だけで片付けず、過活動膀胱や前立腺肥大症など治療可能な原因が隠れていることがあります。太宰府市周辺でお困りの方は、早めに泌尿器科へご相談ください。


頻尿とは、日中に排尿回数が多くなる状態を指します。
正常なおしっこの回数は(起きてから寝るまでに)おおむね4-7回/日で8回/日以上は頻尿と定義されます。
夜間頻尿は、夜に1回以上トイレのために起きる状態です。
尿漏れは、咳や運動で漏れる腹圧性尿失禁、急に我慢できず漏れる切迫性尿失禁などがあります。
これらの背景には、膀胱が過敏になる過活動膀胱、男性では前立腺肥大症、女性では骨盤底筋の弱りなどが関与します。

ガイドライン上の位置づけ
日本泌尿器科学会の「過活動膀胱診療ガイドライン(2022年)」では、頻尿・尿意切迫感・切迫性尿失禁を重要な症状として位置づけています。
また、EAU(European Association of Urology)のガイドライン(2023年)でも、夜間頻尿は生活の質を大きく低下させるため評価と治療が推奨されています。
治療は生活指導、骨盤底筋訓練、薬物療法など段階的に行われます。


診察室では「年のせいですよね?」とよく言われます。
また「水分はたくさん飲んだ方がいいですか?」と質問されることも多いです。

水分をたくさん飲むことは脳梗塞などの予防になることは事実ですが、尿の回数は増えます。
飲みすぎず、必要量飲むことが大切です。
実際には、我慢して外出を減らしてしまい生活が狭くなっている方もいます。
排尿の悩みは恥ずかしいものではなく、原因を調べて適切に対処することで改善が期待できます。

放置のリスクと受診のメリット
頻尿や尿漏れを放置すると、睡眠不足や転倒リスク、外出制限による生活の質低下につながります。
また、前立腺肥大症や膀胱炎、糖尿病など別の病気が背景にある場合もあります。
泌尿器科では尿検査、超音波検査、残尿測定などで原因を整理し、必要に応じて治療を提案します。

Q&A

Q1:夜に1回起きるだけでも異常ですか?
A:1回でも生活に支障があれば相談対象です。特に回数が増える場合は評価が必要です。

Q2:水分を控えれば治りますか?
A:過度な制限は脱水を招くため注意が必要です。適切な飲水指導を行います。

Q3:尿漏れは女性だけの問題ですか?
A:男性でも前立腺手術後や過活動膀胱で起こることがあります。

Q4:すぐ受診すべき危険な症状は?
A:血尿、発熱、排尿痛、急な尿閉がある場合は早急に受診してください。

まとめ・行動判断の目安
「おしっこが近い」「尿漏れ」「夜間頻尿」は年齢だけの問題ではなく、治療できる疾患が関与することがあります。
太宰府市・筑紫野市・大野城市・春日市・小郡市周辺で、睡眠や外出に支障が出ている方は泌尿器科専門医へご相談ください。駐車場完備で車通院も可能です。

Web予約URL
https://patient.digikar-smart.jp/institutions/a356aa2e-6198-4d7f-9416-0731c1996e97/reserve

監修者プロフィール(完全版)
天拝坂こばやしクリニック 院長
小林 知広(こばやし ともひろ)

【保有資格】

  • 日本専門医機構認定 泌尿器科専門医
  • 日本メンズヘルス医学会認定 テストステロン治療認定医

【経歴】

  • 2009年 島根大学医学部 卒業/武田病院 初期研修
  • 2011年 JR大阪鉄道病院 泌尿器科
  • 2015年 獨協医科大学越谷病院泌尿器科 助教
  • 2017年 京都ルネス病院 泌尿器科・透析科 医長
  • 2024年 天拝坂こばやしクリニック 院長

【受賞歴】

  • 2015年 第34回アンドロロジー学会学術大会
    臨床部門学会賞 受賞
    (論文題:非閉塞性無精子症患者980人におけるAZF遺伝子欠失の頻度と
    TESEでの精子採取率および精巣病理組織像の検討)

【患者様へメッセージ】
「恥ずかしい」「相談しにくい」と感じがちな泌尿器のお悩みやEDについて、
専門医が医学的根拠に基づいて丁寧に診療します。
お一人で抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。

【Web予約(24時間受付・正規URL)】
https://patient.digikar-smart.jp/institutions/a356aa2e-6198-4d7f-9416-0731c1996e97/reserve

参考文献

  1. 日本泌尿器科学会 過活動膀胱診療ガイドライン(2022年)
    https://www.urol.or.jp/lib/files/other/guideline/34_overactive_bladder.pdf
  2. European Association of Urology Guidelines on Non-neurogenic LUTS(2023年)
    https://uroweb.org/guidelines
  3. Abrams P, et al. The standardisation of terminology in lower urinary tract function. Neurourol Urodyn. 2002.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11857671/
  4. Yoshida M, et al. Overactive bladder and its treatment. Int J Urol. 2019.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31074084/

ご予約・お問い合わせ

お気軽にお電話ください。ネット予約もご利用いただけます。